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本を買って、ぱらぱらっと軽い通読だけして、
そのままになるものがあります。
そこから、読みはじめられるものもあります。
やがて、「もう読まないだろう」となった本は、
なんらかの方法で処分されます。
残念だけれど、しょうがない。
本がある「場所」のほうが、
その本よりも「価値」があるということになれば、
本と別れることになるのは、しかたのないことです。
さらには、「読むかもしれない」という本ばかりが、
どんどん積み重なっていくということは、
どうにも、じぶん自身を苦しめることにもなります。
その本を読むのか、読まないのか、
誰が脅迫しているわけでもないのですけれどね。
その本を手に入れようと決めたときには、
「この本のおかげで新しいことを知れる」
「この本が、じぶんをたのしませてくれる」
「この本を読むことで、わたしはもっとよくなる」
いろんな理由があって、その本を連れてきたのです。
その時点では、本とじぶんは、なんらかの約束をした。
その顔も見ないで放ったらかしておく‥‥なんてことは、
想像してなかったはずなのです。
でも、おそらく「よくばり過ぎ」だったんですよね。
じぶんでは、なかなかそうは思いにくいのですが、
何年に一度くらい「家人が業を煮やす」わけです。
つきあいもしない恋人を幽閉しておくのは、やめて、と。
その通りだと、思いますともさ。
で、別れることにするのです。
そのときに、まだ読んでない本を残しておくよりも、
いちど読んでよかった本のほうを、
大事な思い出のように、お礼のように、
とっておきたくなるものだったんですよね。
このことを、いまごろ、ぼくは知りました。
こうして本棚の本を減らしていくと、
読んだ本ばかりが残っていくのかなぁ。
それも、なんだかちょっと不思議な感じなんですが。
今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
今週も、おもしろいコンテンツがいっぱい、だと思います。
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